新*今日の漢字* 「亡」
今日はで11時から私の車の12か月点検でした。
18年に購入しましたので、2年目になります。
では・・・
新*今日の漢字*
「亡」 音読み ボウ モウ 訓読み な(い)
画数 3画 部首 亠(なべぶた)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 手足を折り曲げている死者の骨の形。
それで「しぬ」の意味となる。
亡は屈肢葬の形、あるいは草の間で白骨化した屍(しかばね)ともみられ、その
屍になお頭髪が残っている形が巟 (こう)で、巟 が草野に打ち捨てられている
状態を荒という。
亡命(戸籍を抜けて逃げること。国外に逃亡すること)のように。「にげる」
の意味に用い、また亡絶・滅亡(ほろびること)のように、「ほろびる」の意味
に用いる。
「ない、なし」の意味はその音を借りる仮借(かしゃ)の用法である。
无(む(ない、なし))は亡の異体の字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 手足を折り曲げている死者の骨の形。
[説文]十二下 に「逃るるなり」とし、入と乚(いん)との会意にして僻所(へき
しょ)にかくれる意とするが、卜文金文の字形は死者の屈肢の形であり、その
毛髪のなお存するものは巟(こう)、原野に棄てられている状態を荒という。
乏(ぼう)は仰向(あおむ)けの屍体(したい)の形で、流屍(りゅうし)を
泛(はん)まいそうしたものを窆(へん)という。
亡・乏は声義ともに近い字である。
[繋伝(けいでん)]に「魯(ろ)の昭(せう)公、齊(せい)に逃れて亡人と
稱するなり」と逃亡の義を証するが、亡人とは逃亡者の意でなく、自らを死者と
して、亡命中はその礼を用いるのである。
范蠡(はんれい)が鴟夷子皮(しいしひ)と名を改めて亡命したのも、死罪を
もって水に投棄される者の意である。
死亡より亡失、また亡家・亡国の意となる。
また無に通じて、亡慮(むりょ)は凡(およ)そ、亡法(むほう)は無法。
[列子、説符(せっぷ)]に亡羊(ぼうよう)の話があり、一羊が逃げ、これを
逐うものが多くても、岐路のうちに岐路があり、容易に捕えがたいことを「亡
羊の歎(たん)」という。
无(む)は亡の異体字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「亡」は「手足を折り曲げている死者の骨の形」なのですね。
亡命のように「にげる」、滅亡・亡絶のように「ほろびる」の意味に用いるのですね。
また、「ない、なし」の意味はその音を借りる仮借の用法なのですね。
あまり使いませんが、「无」は「亡」の異体字だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
梅の花も好きなのですが・・・
根元に広がる柔らかい感じの苔も好きなのです。
この梅はいい感じに苔が広がっています。
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